プラスチックの原料は、大きく2つに分けられます。 熱した金型へプラスチック樹脂を投入して固める熱硬化性樹脂と、溶解させたプラスチック樹脂を金型内へ注入し、冷やした金型で固める熱可塑性樹脂です。
熱硬化性樹脂の成形には、圧縮成形、トランスファー成形、射出成形があります。 当社では、50tから150tまでの圧縮成形の対応となります。
熱した金型(130℃〜180℃前後)の中に材料(粉末、粒状)を投入し、加熱、圧縮して 成形する。
MF(メラミン樹脂)、UF(ユリア樹脂)、EP(エポキシ樹脂)、PF(フェノール樹脂)、 FRP樹脂等。
熱可塑性樹脂は、主に射出成形機を用います。 汎用成形、インサート成形、異材成形などいろいろな方法があります。 当社の射出成形機は、80tから600tまで多数あります。
樹脂材料を200℃前後で加熱し、溶解、これを金型内に射出注入します。 金型を水で冷却させ、型内で樹脂を冷却・固化して成形します。
ABS、PP(ポリプロピレン樹脂)、PMMA(メタクリル樹脂)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン樹脂)、AS、PET(ポリエチレンテレフタレート)、POM(ポリアセタール樹脂)、PA(ポリアミド樹脂)、BP(生分解性プラスチック)等、熱可塑性樹脂ならば、ほとんどが成形可能です。
熱可塑性樹脂の射出成形機に用います。金型内に水を通し、その水の温度を調整します。