「牛乳は体に良い」 というイメージが日本人に根強く残っているのです。牛乳は確かにカルシウムを豊富に含んでいますが、いくつか問題点もあります。 1.日本人には乳糖不耐症が意外と多いので牛乳を飲むとお腹がゴロゴロなったり下痢をし易くなったりします(私も牛乳を飲むとすぐに下痢になり、小学校の頃本当に悩んでました。)。 解熱剤を使うと回復が遅れるという意見がありますが、これが正しいかどうか現在はまだ結論はでていません。 ただ、最近の健康ブームにのってか薬に対する拒絶反応の風潮が広がっているので、 「使っちゃだめ。使うと弱い子になる」 と考えてる一般の方が多いようです。でも、これも疑問です。高熱が続くと子供は食欲不振になりがちで脱水を引き起こす傾向があります。さらに、体が乾くとウイルスや細菌は逃げにくくなり肺炎などを引き起こし易くなります。こうなると弱い子も強い子もありません。ですから、つらそうな時は使って良いと思います。では、つらそうな時とはどういうときか?ということですが、これは個々に判断するしかありませんが、おおむね次のように考えて頂いて良いと思います。 睡眠薬には 「そんなもん飲んでるとボケてまうが。」 「そんなもん飲んでると癖んなってまうが。」 というイメージがつきまとっているようです。でも、これは古いタイプのおくすりのお話であまり現実的ではありません。現在の睡眠薬は自然の眠りに近いように改良されています。ですから寝酒よりもはるかに有用な手段となっています。 では、寝酒のどこが良くないのでしょうか? その前に眠れない時にひとはどうするのでしょうか? 日本をはじめ10ヶ国で実施された睡眠に関する実態調査によると アルコールに頼る 1位 日本 30.0% 2位 南アフリカ 29.7% 3位 スロバキア 23.0% 4位 ドイツ 21.4% 5位 ポルトガル 20.3% 6位 ベルギー 18.9% 7位 中国 12.7% 8位 スペイン 11.7% 9位 ブラジル 10.5% 10位 オーストラリア 9.8% と、なっています。ビールの本場や紹興酒の国よりも日本のほうがアルコールに頼るようです。 逆に医師に相談したと答えた割合は 1位 ポルトガル 55.5% 2位 オーストラリア 52.9% 3位 南アフリカ 52.4% 4位 ベルギー 49.2% 5位 スペイン 48.9% 6位 ドイツ 48.0% 7位 ブラジル 44.4% 8位 中国 25.6% 9位 スロバキア 22.2% 10位日本 7.8% と、日本人は医師には相談しないようです。理由は、医師が不眠を病気として真剣に考えていない・病院の敷居が高く気軽に相談ができないなどがあるようです。 寝酒は長期にわたると耐性が出来てきます(いわゆる癖です)。その結果どんどん酒量が増加していきます。またアルコールは体内に入ると2~3時間で分解さるため夜中に目が覚めやすくなり睡眠の質も低下するようになります。 是非とも、不眠の方はまず医師に相談してください。 参考文献:「不眠の対処方法」 神経研究附属睡眠学センター部長・代々木睡眠クリニック院長 井上雄一著
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