チェルノブイリ20周年交流集会の報告

4月25日のチェルノブイリ原発事故20周年・ベラルーシの二人の女性を囲んでの交流集会は、主催者とマスコミを除き約50名の参加がありました。平日にもかかわらず、予想以上に多くの参加がありました。阪神地震直後に催した講演会(私自身が講師となった)以来の大盛況となり喜んでいます。  また、翌日の新聞には各社が記事を書いてくれたので、多くの県民の目にとまることとなり、大きな成果が得られたと思います。ご協力ありがとうございました。

思えば20年前、丸木夫妻の「原爆の図」展の開催に向け準備をしている時期でしたが、チェルノブイリ事故の速報を聞いたとき、この世の終わりを告げられたような絶望的な気持ちにさせられたものです。それから一週間後、日本にもセシウムなどの放射性物質が降り注ぎ、幼い子供たちに食べさせようと栽培していたイチゴ(その他の野菜も)が台無しになり、気が滅入ったことを思い出します。その時に私が抱いたよりもさらに深い絶望をかかえたまま20年間を過ごしてこられた被災地の人々の苦悩を思うと胸ふさがれるばかりです。

お二人の女性は、一週間の関西滞在のあと元気に帰国されました。ホテルと講演会場との往復、ほとんどを都会の喧騒の中で過ごされたので、福井では日本の田舎の暮らしと風景をもっと楽しんでもらいたかったのですが、かないませんでした。それが心残りです。遠い彼の地で、希望を見失いがちな子供たちのために生涯をささげることになるだろう彼女たちに心から声援を送りたいと思います。

講演会「地震と原発―福井の原発は地震に耐えられるかー

5月13日(土)午後1時と7時から 2回講演

513日、大阪府立大学大学院教授長沢啓行氏の講演会「地震と原発―福井の原発は地震に耐えられるか―」を開催いたします。先の志賀原発の運転差し止め判決の意義と合わせて、たとえば、原子力安全委員会の改定案を報道したマスコミ各社は「耐震指針を強化」「未知断層の最大地震を想定」などと書いたので、市民は何だか厳しい指針が出て安全が強化されるような錯覚をさせられてしまっていますが、日本の原発は本当に大丈夫なのでしょうか。長沢教授にはそのあたりのことも含め詳しくお話していただきます。

女川原発を襲う可能性が高まる宮城県沖地震について仙台市で講演された長沢教授を、NHKがクローズアップ現代で取り上げる話もありましたが、残念ながら実現しませんでした。

講師:長沢啓行氏(大阪府立大学大学院教授) 

会場:生涯学習センター(旧今立町定友・岡本小運動場の南側)   

入場料 300円/どなたも気軽においでください。